FLkeyはFL Studioとシームレスに連携するように設計されており、FL Studioによる音楽制作とパフォーマンスを強力にサポートします。またカスタムモードを使う事で、ワークフローに合わせてFLkeyを好みにカスタマイズすることもできます。
FLkeyを使用する前に、ファームウェアが最新版であることをご確認下さい。アップデートの手順は、ページ「FLkeyをアップデートする」をご参照ください。
FLkeyは、FL Studioバージョン20.9.2以降に対応しています。FLkeyをコンピュータに接続した状態でFL Studioを開くと、FLkeyが自動的に検出され、FL StudioのMIDI設定にセットアップされます。
FL StudioのMIDI Settingsウィンドウ( > > )を開き、以下のスクリーンショットと同様に設定されていることを確認します。MIDI設定は、次ページの手順に従い手動で行うこともできます。
手動による設定方法
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MIDI Settings画面下部の「Input」パネルにあるFLkey MIDIおよびFLkey DAWの入力ポートを有効にします。
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FLkey MIDI Out
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FLkey DAW Out(WindowsではMIDIIN2と表示)
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各項目をクリックし、下部の「Port」アイコンでそれぞれ異なるポート番号を設定します。
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ポート番号は、未使用の任意の番号を使用できます(0以外)。
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MIDIポートとDAWポートで異なるポート番号を設定してください。
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各項目を選択し、スクリプトを割り当てます。
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MIDI inputをクリックし、「Controller type」ドロップダウンメニューから「Novation FLkey MIDI」を選択します。
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DAW inputをクリックし、「Controller type」ドロップダウンメニューから「Novation FLkey DAW」を選択します。
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MIDI Settings画面上部の「Output」パネルにある出力ポートをクリックし、「Port」番号を入力と一致するように設定します。
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FLkey MIDI In
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FLkey DAW In(WindowsではMIDIOUT2と表示)
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手順3で選択したスクリプトが自動的にリンクされます。
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DAW出力(上部パネル)を選択し、「Send master sync」を有効にします。
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画面下部にある「Pickup (takeover mode)」を有効にします。
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画面左下にある「
」をクリックします。
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再生▶ボタンは、FL Studioの再生ボタンと同様に機能します。再生の一時停止と続行の操作も可能です。
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停止■ボタンは、再生の停止および再生位置のリセットを行います。
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録音●ボタンは、FL Studioの録音ステータスを切り替えます。
FLkey本体でプリセットの切り替えが可能です。インストゥルメントやプラグインを選択し、Preset ▲ または Preset ▼ ボタンを押すことで、次/前のプリセットを選択できます。鍵盤/パッドを押すとプリセットを試聴できます。
[プリセット▲] ボタンと [プリセット ▼] ボタンは、クリックした場合と同じ操作を行います。 Presets
FL Studio プラグイン GUI で:
デフォルトのプリセット |
[プリセット ►]ボタンをクリックした後 |
注記
サードパーティのプラグインを使用している場合、そのプラグインのストック プリセットを参照することはできません。ただし、FL Studio とサードパーティ プラグインの両方に保存したプリセットを参照することはできます。
コンピューターを使わずにFLkeyの5ピンDINソケットからMIDI信号を出力するには、標準のUSB電源(5V DC、最小500mA)で本体に電源を供給してください。
FLkeyは8つのノブを備え、モードに応じてFL Studioの様々なパラメータをコントロールできます。
ノブモードを有効にするには:
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Shiftボタンを長押し(または2度押し)すると、パッドが点灯しシフトモードが有効になります。ノブモードは、上段のパッド(Pot Mode)で選択します。各パッド上部のテキストラベルは、選択できるノブモードを示しています。
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使用したいノブモードのパッドを押すと、ノブモードが有効になります。利用可能なノブモードは、以下の表の通りです。
FL StudioのMIDI Settings画面で「Pickup (takeover mode)」を有効にすると、ノブの値とパラメータの現在値が一致するまで値が変更されなくなります。
ノブモード |
内容 |
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Plugin |
選択中のプラグイン内の8つのパラメータをコントロールします。 ノブを動かすと、パラメータ名とパラメータ値がLCD画面に一時的に表示されます。 |
Mixer Volume |
ミキサーのフェーダーが8つずつにグループ(バンク)分けされ、ノブに割り当てられます。 |
Mixer Pan |
ミキサーのパンニングが8チャンネル毎にグループ(バンク)分けされ、各ノブに割り当てられます。 |
Channel Volume |
チャンネルのボリュームが8つずつにグループ(バンク)分けされ、ノブに割り当てられます。 |
Channel Pan |
チャンネルのパンニングが8つずつにグループ(バンク)分けされ、ノブに割り当てられます。 |
Custom |
任意のパラメータを8つのノブに割り当てることができます。 |
MixerまたはChannelのVolume/Panノブモードでは、ミキサートラックやチャンネルのバンクを切り替えることができます。Channel Rackパッドモード使用時、8つずつのChannel Rackグループ毎にバンクが切り替わります。その他すべてのパッドモードでは、一度に1トラックまたは1チャンネルずつバンクが切り替わります。
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Mixer VolumeモードおよびMixer Panモードでは、「Mixer」ラベル下部の◀または▶ボタンを押すと、選択中のトラックが前後に切り替わります。FL Studioの画面上では、ノブでコントロールできるバンクが赤く選択されます。
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Channel Volume モードおよびChannel Pan モードでは、「Channel Rack」▼または▲ボタンを押すと、選択中のバンクが前後に切り替わります。FL Studioの画面上では、ノブでコントロールできるバンクが赤く選択されます。
Pluginモードでは、FLkeyのノブで選択中のプラグインの8つのパラメータをコントロールできます。ほとんどのFL Studio純正プラグインは、FLkeyのノブモードに対応しています。
注記
FL Studio純正プラグインのパラメータマッピングは変更できません。サードパーティー製プラグインでは、カスタムノブモードを使う事でマッピングを自由に作成できます。
Mixer Volumeモードを使うと、FLkeyの8つのノブでFL Studioのミキサーフェーダーを操作できます。ミキサートラックのボリュームは、8つずつにグループ化され、ページを切り替えることで目的のトラックにアクセスできます。
Mixer Panモードを使うと、FLkeyの8つのノブでFL Studioミキサーのパンニングを変更できます。Mixerチャンネルのパンニングは、8つずつにグループ化され、ページを切り替えることで目的のトラックにアクセスできます。
Channel Volumeモードを使うと、FLkeyの8つのノブでチャンネルボリュームをコントロールできます。チャンネルボリュームは8チャンネル毎にグループ分けされます。
任意のパラメータをノブに割り当て、最大8つのパラメータを同時にコントロールできるモードです。 カスタムモードでノブやフェーダーボタンにより送信されるメッセージは、Novation Componentsで変更できます。
http://components.novationmusic.com
FL StudioのパラメータをFLkeyのノブにマッピングするには:
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FL Studioで目的のパラメータを右クリックします。
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2つのリモートコントロールモードから、いずれかのモードを選択します(以下参照)。
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ノブを動かすと、そのノブにパラメータが割り当てられます。
選択できるリモートコントロールモード:
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Link to controller - パラメータがFL Studioで選択されているかに関わらず、パラメータとノブが一対一でリンクされます。このリンクはプロジェクト単位で有効となります。
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Override global link - FL Studioの「per-project-link」機能を有効にしない限り、すべてのプロジェクトでリンクが有効になります。FL Studioで選択されている画面内のパラメータがコントロールされるため、1つのノブで複数のパラメータをコントロールできるのが特徴です。
FLkeyは16個のパッドを備え、モードに応じてFL Studioの様々な要素をコントロールできます。
パッドモードを有効にするには:
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Shiftボタンを長押し(または2度押し)すると、パッドが点灯しシフトモードが有効になります。パッドモードは下段のパッドで選択します。各パッド下部のテキストラベルは、選択できるパッドモードを示しています。
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使用したいモードのパッドを押すと、パッドモードが有効になります。利用可能なパッドモードは、以下の表の通りです。
モード |
内容 |
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Pattern |
FLkeyのパッドを用いてFL Studio内で新たなパターンを追加/選択できる機能です。 |
Channel Rack |
Channel Rackの試聴およびチャンネルの選択を行います。 |
Instrument |
選択中のインストゥルメントをコントロールします。FPC、Slicex、Fruity Slicerなど一部のインストゥルメントは、独自のレイアウトで表示されます。 |
シーケンサー |
シーケンサーのステップを作成/編集できます。グラフエディター全体の編集も可能です。 |
スケールコード |
設定したルートとスケールで、あらかじめ定義されたコードを演奏できます。 |
ユーザーコード |
最大16のコードを登録/トリガーできます。 |
Custom |
任意のパラメータを16のパッドに割り当てることができます。 |
チャンネルラックのパッドモードでは、最大16チャンネルのチャンネルラックを同時に演奏できます。各パッドは1つのチャンネルを表し、C5の音符でトリガーできます。パッドは、割り当てたチャンネルのカラーで点灯します。
パッドを押すと、FL Studioで該当するチャンネルが選択され、オーディオがトリガーされます。選択中のChannel Rackに相当するパッドは白く点灯し、LCD画面にチャンネル名が一時的に表示されます。FLkeyでは、一度に1つのチャンネルを選択可能です。FL Studioでチャンネルが選択されていない場合、パッドは白く点灯しません。
パッドのレイアウトは8x2行で、左から右、下段から上段の順に並んでいます。下段のパッドのチャンネルはChannel Rackのパン/ボリュームノブのレイアウトに対応します。
Channel Rack ▼ またはChannel Rack ▲ ボタンを押すと、Channel Rackが8つずつのグループ単位で切り替わります。Channel Rackの矢印ボタンは、その方向にバンクを切り替えられる場合に点灯します。この操作で選択中のチャンネルが切り替わることはありません。
Channel Rack ▼ / Channel Rack ▲ ボタンを長押しすると、Channel Rackを自動スクロールできます。
Channel RackプラグインをFLkeyからコントロールできるモードです。インストゥルメントモードを有効にするには、Shiftボタンを押しながらFLkeyの「Instrument」ラベル上部のパッドを押します。以下のインストゥルメントレイアウトが利用でき、パッドでMIDIノートを入力できます。
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FPCパッド
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Slicex
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Fruity Slicer
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デフォルトのインストゥルメントレイアウト
デフォルトでは、パッド全体がクロマチック鍵盤のレイアウトとなります(下図参照)。Instrumentモード使用時にスケールモードを有効にすると、選択したスケールに含まれる2オクターブ内の8つのMIDIノートが、パッドから出力されます。
Preset ▲ または Preset ▼ ボタンを押すと、インストゥルメントのプリセットを切り替えられます。
FPC
Instrumentモード時にChannel RackにFPCプラグインを追加すると、FPCドラムパッドをFLkeyから演奏できます。FPCプラグインチャンネルを選択中:
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左側の4 x 2のパッドで、FPCパッドの下半分をコントロールします。
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右側の4 x 2のパッドで、FPCパッドの上半分をコントロールします。
FPCモードでは、パッドの色がチャンネルの色ではなく、FPC独自の色に点灯します。
Slicex
Instrumentモード時にChannel RackにSlicexプラグインを追加すると、SlicexのスライスをFLkeyのパッドでトリガーできます。
Page ◀ またはPage ▶ ボタンで16スライス毎にページを切り替えることができ、それらをパッドでトリガーできます。
Fruity Slicer
Instrumentモード時にChannel RackにFruity Slicerプラグインを追加すると、Fruity SlicerのスライスをFLkeyのパッドでトリガーできます。
Page ◀ またはPage ▶ ボタンで16スライス毎にページを切り替えることができ、それらをパッドでトリガーできます。
デフォルトのインストゥルメントレイアウト
その他のプラグインをChannel Rackに追加する、またはプラグインが何も追加されていない場合のレイアウトです。
デフォルトでは、パッドはクロマチック鍵盤のレイアウトとなり、C5(MIDIノート84)が左下角のパッドに割り当てられます。この設定はFLkeyのScaleモードで変更できます。
Page ◀ ボタンでオクターブが下がり、Page ▶ ボタンでオクターブが上がります。明るく点灯する左上角/右下角のパッドは、常にルートノート(デフォルトはC)となります。Scaleモード時は、選択したスケールと一致するようにパッドのレイアウトが変更され、左下角のパッドがルートノートになります。
Sequencerモードを使うと、FL StudioのChannel Rack内のシーケンサーグリッドをFLkeyでコントロールでき、選択中のインストゥルメントやパターン内のステップを追加/変更可能です。Sequencerモードを有効にするには、Shiftボタンを押し続けるか、2度押ししてからSequencerボタンを押します。上段のパッドがステップ1~8、下段がステップ9~16となります。
Sequencerモードを有効にすると、パッドが選択中のChannel Rackトラックのステップを表示します。アクティブなステップはトラックの色に明るく点灯し、非アクティブなステップは同じ色で薄く点灯します。パッドを押すことで、ステップのオン/オフを切り替えられます。
Channel Rack ▲ および Channel Rack ▼ ボタンを押すと、インストゥルメントを切り替えることができます。パッドは、編集中のシーケンサーチャンネルの色で点灯します。
以下の図とスクリーンショットは、FL Studioの「Kick」チャンネルのシーケンサーで4つのステップがオンに設定され、それに応じてFLkeyのパッドが点灯している様子を示しています。
トランスポート再生中は、再生位置のステップ(上図のステップ6)が白く点灯します。シーケンサーを一時停止すると、停止時のステップ位置でパッドが白く点灯を続けます。トランスポートを停止した場合は、停止位置のパッドは消灯します。
Page ラベル下部のPage ◀および▶ボタンを押すと、前/次の16ステップのグループに選択が切り替わります。FL StudioのChannel Rack画面内に一時的に赤い枠が表示され、選択されたステップが示されます。
Sequencerモードでは、ノブ1~8を用いてステップのパラメータを変更できます。グラフエディターの8つのパラメータが、左から右の順に各ノブに割り当てられます(詳細は下の表を参照)。ノブモードは、最後に選択されたモードが有効になります。グラフエディターを有効にするには、変更したいステップを長押しします。Channel Rackグラフエディターモードの詳細は、下の表の通りです。
ノブを変更すると、FL Studioでグラフエディターが表示されます。たとえばステップのノート値を変更すると、それに応じてグラフエディターウインドウのノート値が変更されます。
シーケンサーステップのパラメータを編集できる機能です。ラッチエディットモードを有効にするには、目的のステップを1秒以上長押しします。パッドがグラフエディターのパラメータの色に点灯し、ラッチエディットモードが有効になったことを示します。これでステップから手を離してもモードが解除されることはなく、ノブを動かしステップのパラメータを変更できます。
任意のステップを押すことでラッチモードのステップを追加/削除でき、あらゆるパラメータ変更を選択中のすべてのステップに反映できます。
Channel Rack ▼ボタンを押すと、ラッチエディットモードを解除できます。
ステップを押さえてから1秒以内にノブを動かすと、クイック編集モードが有効になります。ステップパッドを押した状態でいずれかのノブを回すことで、グラフエディター内のパラメータをコントロール可能です。パラメータの変更は、押されているすべてのステップに反映されます。
ノブを動かしている間はFL Studio上でグラフエディターが表示され、ステップから手を離すとグラフエディターが閉じられます。
クイック編集モードを解除するには、押されているすべてのステップから手を離します。
複数のパラメータを編集するには、ステップパッドを押したまま目的のノブを操作します。
ノブ |
グラフエディターのパラメータ |
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ノブ 1 |
Note Pitch |
ノブ 2 |
Velocity |
ノブ 3 |
Release Velocity |
ノブ 4 |
Fine Pitch |
ノブ 5 |
パンニング |
ノブ 6 |
Mod X |
ノブ 7 |
Mod Y |
ノブ 8 |
Shift |
あらかじめ定義されたコードを演奏できるモードです。コードのバンクにアクセスするには、Shiftボタンを押しながらScale Chordパッド(5番目のパッド)を押します。パッドの各行にコードのバンクが割り当てられます。デフォルトのルートキーはCマイナーとなっています。ルートキーを変更する方法は、ページ「Scaleモード」の章をご参照ください。
各行の両端のパッドが明るく点灯し、ルートコードの位置を示します。Page ◄ ►ボタンを押すと、コードのページが切り替わります。このモードでは、以下のコードが3ページにわたり定義されています:トライアド、7th、9th、6/9th
LCD画面表示 |
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ページ1 (上図) |
上段:トライアド(水色) 下段:7th(紺色) |
ページ2 |
上段:7th(紺色) 下段:9th(紫) |
ページ3 (下図) |
上段:9th(紫) 下段:6/9th(ピンク) |
パッドを押すと緑色に点灯し、手を離すと元の色に戻ります。コードのオクターブを変更するには、Shiftボタンを押しながらPage ◄ ►ボタンを押します。±3オクターブの範囲で変更可能です。
ShiftボタンとScaleボタンを同時に押すと、ピンク色に点灯したパッドでスケールを選択できます。このとき鍵盤上でキーを押さえることで、定義されたコードのスケールとルートキーが変更されます。
最大6和音のコードを各パッドに割り当てられるモードです。登録したコードはFLkeyの内蔵メモリに保存されるため、電源をオフにしても消えることはなく、再度オンにされた後でも利用可能となります。
User Chordモードにアクセスするには、Shiftボタンを押しながらUser Chordパッド(6番目のパッド)を押します。
パッドにコードを割り当てるには、User Chordパッドを押さえたまま登録したいノートを鍵盤で押さえます。各パッドには、最大6音を登録できます。このとき、すべての構成音を同時に押さえる必要はありません。
コードが割り当てられると、パッドが青く点灯します。パッドを押すとコードが演奏され、緑に点灯します。コードが割り当てられていないパッドは点灯しません。下図では4つのパッドが青色に点灯し、コードが割り当てられていることを示されています。
コードの割り当てを解除するには、Preset ▼ボタンを長押しします。コードが割り当てられているパッドが赤色に点灯します。取り消したいパッドを押すとコードの割り当てが解除され、パッドが消灯します。
Page ◄ ►ボタンを押すと、半音ずつ±12の範囲でトランスポーズすることができます。LCD画面に変更値が表示されます。
任意のパラメータをパッドに割り当て、自由にコントロールできるモードです。 パッドにより送信されるメッセージは、Novation Componentsで設定できます。
Quantiseボタンを押すと、FL Studioは「quick Quantise start times」機能を実行し、選択中のChannel Rackチャンネルのピアノロールに含まれるすべてのノートの開始位置を、ピアノロールで設定されているスナップ位置にクオンタイズします。
UndoおよびRedoボタンを押すと、FL Studioのアンドゥ/リドゥ機能が実行されます。FL Studioの「Alternate undo mode」設定は、これらのボタンの動作に影響しません。
Score Logボタンを押すと、FL Studioが直前の5分間に受信したすべてのMIDIノートが選択中のパターンに挿入されます。パターン内に既にノートデータが存在する場合は、既存のノートを上書きするかを確認するメッセージが表示されます。
このボタンでは、FL Studioのメニュー「
> 」と同等の動作が実行されます。どのパッドレイアウトモード時でも、FL StudioでChannel Rackが表示されている状態でShiftボタンを長押しすると、現在の選択項目が表示されます。チャンネルバンクの選択、Channel Rackでのノブコントロールやチャンネルが確認できます。Mixer Volume/Panモード時は、選択中のミキサーバンクが表示されます。
(初回起動時)
ループ録音のオン/オフは、FLkeyでは変更できません。ループ録音は、FLkeyをFL Studioに最初に接続した際に有効になります。ループ再生がオンの場合、録音中の選択パターンは長さが延長されることなく常にループします。
ループ録音を無効にするには、FL StudioのツールバーにあるRecording Loopアイコン(鍵盤と循環マーク)をクリックします。ループ録音を無効にすると、FLkeyをコンピュータに接続し直してもループ録音設定は無効のままとなります。
ループ録音オフ |
ループ録音オン |
FLkeyの操作の中には、操作に応じてFL Studioウインドウのフォーカスが変更されるものがあります。以下の操作は、Channel Rackをフォーカスします:
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パッドモード
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Channel Rack
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シーケンサー
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ノブモード
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Channel Volume
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Channel Pan
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シーケンサーのページを左右に切り替え
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Channel Rackでのチャンネル選択
以下の操作は、Mixerをフォーカスします:
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ノブモード
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Mixer Volume
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Mixer Pan
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Mixer VolumeまたはMixer Panの変更
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ミキサーのバンク切り替え
以下の操作は、選択チャンネルのプラグインをフォーカスします:
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Pluginノブモードでパラメータを変更